SEO対策 Kota Naito / 2017.08.04

小規模サイトでは、SEO対策のために「nofollow属性」を使う場面はほとんどない

外部リンクにnofollow属性を指定しても、内部リンクに受け渡されるページランクは増えない。

「外部サイトへのリンクにnofollow属性を指定すると、ページランクが自分のサイト以外に流れてしまうことを防げ、結果として内部ページに受け渡されるページランクを高めることができる」。サイト責任者の方々の中にはこのような話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。確かにnofollow属性を指定すれば、クローラーはリンク先を基本的にクロールしなくなり、結果としてそのページが持っているページランクを、リンク先に受け渡さなくなります。ですが、nofollow属性の効果・役割は、それ以上でもそれ以下でもなく、今現在nofollow属性を指定しても、内部ページに受け渡されるページランクを高めることはできないのです。
以前(私がWEB業界で働き始めた10年ほど前)は、ページランクスカルプティングというテクニックがあり、外部リンクにnofollow属性を指定することで、内部リンクに受け渡されるページランクを増やすことができました。

上記の図にある通り、当時は、外部リンクにnofollow属性を指定することで、内部リンクに受け渡されるページランクが増えたのですが、2009年にはこの技術も機能しなくなりました。そもそもnofollow属性はサイトのページランクを操作するために作られたタグではなく、単純にページランクの受け渡しを無効化するために作られたタグです。ページランクスカルプティングというテクニックは本来の使用目的にそぐわないテクニックであると判断されたために、機能しなくなったものであると考えられます。

自分で張った外部リンクにnofollow属性を加える場面はなかなか想定できない

自分で貼った外部リンクにnofollow属性を加え、クローラーに巡回しないように指示をだし、ページランクの受け渡しを無効化する行為って、なんだかおかしいと思いませんか? もしもそのようなページがあるのなら、そもそもリンクを張らなければいいのではないでしょうか。
ユーザーにはリンク先に訪問してもらいたけど、クローラーには訪問してほしくない外部ページなんてあるのでしょうか? もしかしたら、まれにそういった外部ページもあるのかもしれませんが、nofollow属性を指定したところで、内部リンクに受け渡されるページランクが高まることはないということは、忘れてはいけません。

ただ、自分が管理するサイトで、自分自身が貼った外部リンクであれば管理するのも簡単ですが、ユーザー生成型コンテンツ(ブログのコメント、SNS、Wikipedia、掲示板サイトなど)の場合はそうはいきません。ブログのコメントなどでは、サイト管理者の意図しないリンクが発生することが多々あります。ですが、その場合でも、やはりすべてのリンクに対してnofollow属性を指定することは推薦できません
文字通り、サイト管理者はユーザーが作ったコンテンツであっても、きちんと管理すべきなのです。そのためスパムリンクや、ページランクを受け渡すべきではないと判断できるリンクにだけに、nofollow属性を個別に指定することが理想なのではないかと考えられます(個別というのは手動でという意味ではありません。何らかのルールに基づいてnofollow属性をシステマチックに付与することが現実的です)。

ただし、Yahoo!知恵袋や、Twitter、Wikipediaなどの大規模なサイトでは、個別にnofollow属性を指定することは難しいですし、またそうするべきではないと考えられます。というのも、もしもTwitterにnofollow属性が指定されていなかったらどうなるでしょう。きっとスパム行為が今よりもぐんと増えることでしょう。だからTwitterにはnofollow属性が指定されているのだと考えられます。

nofollow属性を使用する場面

では一般的な中小規模のサイトはどのような場面でnofollow属性を利用するべきなのでしょうか。その答えはGoogleガイドラインにあります。

信頼できないサイト(コンテンツ)へのリンク

リンク先のページのコンテンツを保証できない、あるいは保証したくない場合(リンク先が信頼性のないユーザーのコメントの場合など)は、nofollow属性でリンクを無効化します。こうすることで、サイトが不正行為者のターゲットになることを阻止でき、不正なウェブサイトの PageRank に貢献しないようにできます。特に、コメントスパムでは、特定のコンテンツ管理システムやブログサービスでnofollow属性が指定されていることがわかると、そういったサイトを攻撃の対象から除外することが考えられます。信頼のおける投稿者を尊重したい場合、長期にわたって質の高い投稿を続けているメンバーやユーザーが投稿したリンクから nofollow 属性を自動または手動で削除することもできます。

有料リンク

有料リンクとは、ページランクや検索順位を意図的に操作することを目的としたリンクを、金銭で獲得することです。有料リンクによって検索結果に影響が生じたりユーザーに悪影響が及んだりしないように、サイト管理者は有料リンクに nofollow属性を使用することをおすすめします。検索エンジンガイドラインでは、有料リンクであることをコンピュータでも識別できる必要があるとしています。これは、ウェブの世界に限らずユーザーが金銭関係の有無を知りたいのと同じです(新聞の一面広告に「広告」という見出しが付けられているなど)。

クロールの優先順位

検索エンジンは、IDやパスワードを用いて登録やログインをすることができません。そのため、「ご登録はこちらから」 や「ログイン」のリンクで nofollow属性 を使用すれば、他にGoogleインデックスへの登録を優先したいページがクロールされるようになります。

以上がGoogleガイドラインから引用し、加筆したものになります。ポイントとしては「有料広告へのリンク」と、「ユーザー専用ページへのリンク」と、「信頼性のないユーザーが投稿したリンク」に対しては「nofollow属性」を指定しましょうということです。ただし、自分のサイト内でクローラーに巡回してほしくないページに関してはrobot.txtで制御する方が確実です。

nofollow属性の指定方法

最後にnofollow属性の指定方法を記述して終わりにいたします。

html
<meta name="robots" content="nofollow">

上記のmetaタグをhead内に記述すると、そのページ内のすべてのリンクに対して「ページ評価の受け渡しの無効化」をすることができます。

html
<a href="http://fit-jp.com/" rel="nofollow">FIT</a>

上記のように、aタグのrelにnofollowを指定することで、個別に「ページ評価の受け渡しの無効化」をすることができます。

kota naito

内藤 康太クリエイティブディレクター / フィット代表

2008年にWEBデザイナーとして独立し、フリーとして活動。その後、WEBディレクターとして一部上場企業とベンチャー企業で経験を積み、2016年から再びフリーのクリエイティブディレクターとして活動。 現在は、関東圏内で企業のWEBコンサルティング、WEB制作、コンテンツマーケティング支援、SEO対策を行っています。

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