「Chrome」は後発のブラウザーでしたが、素早いアップデートと軽快な動作で人気となり現在(2020年2月)ではシェア率1位のブラウザーです。また、Googleが提供していることもあり最新のウェブ技術との親和性が高いため、メインブラウザーとして使っているウェブ担当者も多いのではないでしょうか。ご存じのように、Chromeは拡張機能を追加することでさらに便利に使えます。
しかしながら、忙しい業務のさなかに多くの拡張機能の中から、自分に見合ったものを探すは大変です。そこで、ウェブ担当者の業務に使えるChormeのおすすめ拡張機能を7つ厳選しました。この拡張機能を取り入れて日々の業務効率化にお役立てください。
Clear Cache(クリアーキャッシュ)
「Clear Cache」はワンクリックでブラウザーのキャッシュを削除してくれるプラグインです。「ウェブサイトを更新したのに、キャッシュが残っていて変更が反映されない」という経験された方も多いでしょう。ブラウザーにはキャッシュ削除の機能がありますが、表示させるのは多少手間がかかります。ショートカットで削除する方法もありますが、「Clear Cache」はあらかじめ設定した項目をワンクリックで削除して再読み込みまでやってくれるので便利です。
AdBlock Plus(アドブロック プラス)
ニュースサイトやYouTubeなど、ウェブメディアには広告がつきものです。しかし、広告系の企業を除いて、業務中に広告をクリックするということはあまりないでしょう。「AdBlock Plus」を使うとほとんどの広告を非表示にしてくれるので、情報収集に集中できます。
Awesome ScreenShot(オーサムスクリーンショット)
スクリーンキャプチャーを撮る拡張機能は他にもありますが、「Awesome ScreenShot」は撮影したキャプチャーに注釈をつける機能があります。たとえば、キャプチャーした画面の特定の場所を示したり、修正指示を書き込んだりといったことが、「Awesome ScreenShot」だけで完結できます。
「Awesome Screenshot」:Chromeウェブストア
Quick Custom GSearch(クイックカスタムジー・サーチ)
ウェブに関する業務をしていると、日常的にGoogle検索を使っているのではないでしょうか。しかし、Google検索には古い情報が混じっている可能性もあります。特にウェブ系の技術情報などは情報が古くなるスピードが早いため、はじめから検索結果にあがってこない方が時間の節約につながります。それを実現できるのが、「Quick Custom GSearch」です。
インストールすると、検索画面にTerm(期間)を選択できる機能が追加されます。また、言語も指定できるため、英語での最新記事などを見つけることにも役立ちます。
「Quick Custom GSearch」:Chromeウェブストア
Speed Dial 2(スピードディアル2)
ブラウザーのブックマーク機能は文字だけなので、ブックマークに登録しても見返すときには、どのようなサイトだったのか忘れていることも多いのではないでしょうか。「Speed Dial 2」を使うと、ブックマークマークをサイトのスクリーンキャプチャーと一緒に表示させることができます。
タイトルだけでは思い出せなくても、ウェブサイトのデザインを見るとなんとなく思い出すことも多いでしょう。「最近ブックマークは使わなくなったな」という方にこそ使ってもらいたい拡張機能です。
CSS Peeper(シー・エス・エスペーパー)
CSS Peeperを使うとお気に入りのサイトの配色や、フォントに何が使われているのかを簡単に調べられます。また、クラス名や余白などの裏側の部分もわかるので自分でHTMLやCSSを使ってサイトを改変したいときにも役立ちます。重いデベロッパーツールを使わなくても、手軽に直感的に知れるのがいいところです。
WhatRuns(ワッツランズ)
ウェブサイトで使われているCMSやプラグインなどを調べられる拡張機能です。たとえば、競合のウェブサイトがWordPressのどのテーマを使っていて、どんなプラグインを使っているかといったこともわかります。自社でサイトをリニューアルするときや、競合が使っている機能を組込みたいといったときにも使えるかもしれません。
拡張機能の入れすぎには要注意
ウェブ担当者向けに、Chromeの拡張機能を7つ厳選してご紹介しました。気になったものがあったら、ぜひ利用してみてください。ただ、拡張機能を追加しすぎるとブラウザーが重くなってしましいます。効率化のために入れたのに、重くて仕事がはかどらなくなってしまっては本末転倒です。そうならないためにも、必要なものを見極めて、後はオフにするなど工夫しながら利用を心がけましょう。